ニップンエンジニアリング社製 イムノクロマトディスペンサー

Immunochromato Dispenser

確かなラインを、わずかなサンプルで。

イムノクロマトディスペンサー
イムノクロマト試薬の開発と製造には、抗体や抗原をライン状に塗布する必要があります。ライン塗布の正確さ・デッドボリューム低減や簡単な操作性を追求した結果、本格的なイムノクロマトディスペンサーが誕生いたしました。

デッドボリューム0.1mL 以下の実現

これまではラインやシリンジを全てサンプルで満たさなければ、安定した塗布は不可能でした。その為、貴重なサンプルを無駄に消費する事が多く、回収されたサンプルを再度使用するには、フィルター処理や失活等の可能性を考慮しなければなりませんでした。本製品ではチューブ、シリンジ類を使用しないダイレクト塗布方式を採用した事により、わずか0.1mL以下のデッドボリュームを実現いたしました。

サンプルを充填するだけの簡単セットアップ

ラインディスペンスヘッドダイレクト塗布方式では、ヘッドの先端にサンプルを充填し、ヘッドホルダーへセットするだけで、すぐにライン塗布を行う事ができます。余分なチューブ類は一切ありませんので、サンプル充填時の泡の混入や、コンタミなどの心配もありません。

驚異的な塗布不良率1% 以下(ニップンエンジニアリング社比)

塗布不良の原因には、静電気やサンプル中の微細な浮遊物、ノズル先端の汚れなど、様々な原因が考えられます。これらの原因を全て取り除かなければ、安定した塗布は困難でした。ダイレクト塗布方式では、シンプルな構造ながらこれらの要因をすべて取り除き、安定した塗布をご提供いたします。たとえば塗布量0.3μL/cmというような、繊細なラインでも安心して塗布をおこなえます。

消耗品コストの大幅削減(従来品の約1/10)を実現

消耗品のコストは、使用されている部品数に比例し、部品が多くなればなるほど、大量の消耗品を購入しなければなりませんでした。本当に必要な部品だけで構成されたダイレクト塗布方式では、従来品に比べ消耗品のコストを大幅に削減いたしました。

装置構成
  • XYZ軸可変及びX軸制御ロボット
  • ラインディスペンスヘッド
  • ディスペンスコントローラー
  • エアーコンプレッサー (オプション)
スタートボタン一つで塗布開始

サンプル充填後、プログラムを選択し、スタートボタンを押すだけで、簡単に塗布が行えます。プログラムには片面モードや両面モード、QC用途の塗布量検定モードが標準で搭載されています。少量のメンブレンを塗布したい方は片面モード、製造などで大量にメンブレンを塗布したい方は両面モード、QC用途として、塗布量のチェックを行いたい方は検定モードを選択して頂ければ、直ぐにご選択頂いた塗布を行う事ができます。これらはすべて本体のボタンで操作可能です。

本体基本仕様
可動部駆動方式 X 軸…モーター,YZ 軸…マニュアル方式
分注可能範囲 X 軸…0~50mm, Y 軸…0~300mm
分注速度 約15 秒 (300mm メンブレン使用時)
ポジショニング精度 ±10μm(X 軸, 正方向)
オペレーション方式 本体内蔵方式
プログラム数 最大10 プログラム
ディスペンサー最大搭載数 3本
サ イ ズ W720mm×D300mm×H320mm
重   量 約20Kg
電   源 AC100V,50/60Hz,2A
エ ア ー 0.3MPa 以上の定圧乾燥エアー  ※1
ディスペンサー仕様
適合シリンジ 5mL,10mL,30mL,55mL シリンジ
駆動方式 電磁制御式
本体重量 275g( ショートタイプ)
ノズル 非接触用30G ノズル
ディスペンス精度 STD 0.64 , %CV 2.1(1μL/cm)    ※2
塗布方式 エアーによる非接触方式
電   源 AC100V,50/60Hz,3A

※1、 別途ご用意ください。
※2 、保証値ではございません。

塗布不良の原因とは?icon_faq_sq
塗布をする際に、ラインの飛び散りや途切れ、ライン幅が安定しないというような、塗布不良が見られる事があります。その原因の第一候補としてメンブレンの静電気やサンプル流路の汚れなどが考えられます。しかし、ここで見落としがちなのが、サンプル自体に原因がある場合です。例えば温度変化による沈殿物や気泡の発生、サンプルの精製度が低いなど、この様なことも塗布不良の一因となる場合があります。もし、静電気対策や流路の洗浄をしっかりおこなっても塗布不良が改善されない場合は、その他の要因についても注意深く観察する事が大切です。
関連製品