抗体製品(ELISAキット)に関するよくある質問をまとめました。
- 製品ページはこちら
- ELISA構築(ELISAキット化, 受託開発サービス)については『ELISA構築・キット作製』や『ELISA構築・キット作製 FAQ』をご覧ください。
- 本ページに掲載されていないご質問は、お気軽にお問合せ下さい。
ELISAキット
Q. Assay Dilluentが結晶化している。使えますか?
お使いいただけます。Assay Dilluentの容器を温水で温めて、結晶を溶かしてから使用してさい。
Q. Wash Buffer Dilluentが結晶化している。使えますか?
お使いいただけます。Wash Buffer Dilluentの容器を温水で温めて、結晶を溶かしてから使用して下さい。
Q. サンプルDNAに必要な純度はどれくらいですか?
サンプルとして用いるDNAの純度は、2.0 ≧ A260/A280 ≧ 1.8を推奨しています。
- A260:260 nmの吸光度測定値
- A280:280 nmの吸光度測定値
Q. DNAのディネイチャー(1本鎖に分離する)方法は?
- 希釈したDNAサンプルをチューブ(キャップロック付き)に分注します。
- 100℃に設定したヒートブロックで10分間加熱します。
- 直後に氷上(0℃)で15分間冷却します。
Q. DNAサンプルは制限酵素等での断片化の必要ですか?
断片化の必要はありません。
Q. OPD Substrate Solutionは調製後、保存可能ですか?
いいえ。溶液調製後の保存はできません。OPD Substrate Solutionは、使用直前に調製したものを使用して下さい。
Q. 異なるロットNo.の試薬を組み合わせて使えますか?
いいえ。同梱されていた(同じロットNo.の)試薬以外を組み合わせて使わないで下さい。
Q. コツはありますか?(動画マニュアル)
ELISAキットの実験操作動画をご用意しております。
試薬添加やウォッシュのピペット操作等、ご参考になさってください。
ELISA Orepating Guide
- Chapter1. DNAのディネイチャーとサンプルの固相化
- Chapter2. ウォッシュとブロッキングの添加方法
- Chapter3. 試薬の調製と基質溶液についての注意
- Chapter4. 吸光度の測定
ELISA操作動画の日本語字幕は設定(歯車のアイコン)から表示/非表示を選択できます。
Q. 植物にも使えますか?
お使いいただけます。High Sensitivity CPDs/6-4PPs ELISA Kitは、あらゆる生物のDNAに対し用いることができます。
Q. 論文等での使用実績はありますか?
ご紹介いたします。
※NM-MA-K001は、High Sensitivity CPD ELISA kit Ver.2 (NM-MA-K003)のリニューアル前の品番です。
弊社製品ユーザーの皆さまへお願い:弊社製品を用いたご研究情報をお寄せ下さい。弊社ウェブサイトよりご研究内容のページへリンクさせて頂きます。
High Sensitivty 6-4PP ELISA Kit (NM-MA-K002)
Q. 6-4PP量は測定できますか?
いいえ。量は測定できません。本製品では、6-4PPの相対定量が可能です。
参考文献:Nishimura, Kazuki, et al. “Seasonal Differences in the UVA/UVB Ratio of Natural Sunlight Influence the Efficiency of the Photoisomerization of (6‐4) Photoproducts into their Dewar Valence Isomers.” Photochemistry and Photobiology (2020). こちらの論文ではキットで使われている抗体および「損傷数既知のDNA」を標準品に用いたELISAの実験結果が掲載されています。ただし、この論文内で使用されている「損傷数既知のDNA標準品」は、製品として販売されておりません。
Q. シグナル(吸光度)が低い。原因は?
よくある原因は以下の通りです。
- サンプルDNAの純度が低い。
- サンプルDNAのディネイチャーが正しくされていない。
- DNAの固相化時にプレートが十分に乾燥していなかった。
- サンプルに6-4PPが含まれていない(非常に少ない)。
- 各試薬の希釈倍率を薄く間違えた。
- 試薬を添加し忘れた。
- ウォッシュの液量、回数が多かった。
- 反応時間が設定より短かった。
- 製品の使用期限を超過している。
Q. バックグラウンド(吸光度)が高い。原因は?
よくある原因は以下の通りです。
- 調整後、時間の経過したOPD Substrate Solutionを使用した。
- サンプルのDNA純度が低い。
- DNA固相化量が多い。
- サンプルに含まれる6-4PPが非常に多い。
- 各試薬の希釈倍率を濃く間違えた。
- ウォッシュの液量、回数が少なかった。
- ブロッキングの操作以降において、作業途中でプレートが乾燥した。
- 反応時間が設定より長かった。
- プレートの底面(裏側)が汚れている。
- エッジ効果の影響。
Q. 6-4PP ELISA Kitの使用期限は?
High Sensitivty 6-4PP ELISA Kit(品番:NM-MA-K002)の使用期限は、製品出荷日から6ヵ月後です。
High Sensitivty CPD ELISA Kit Ver.2(NM-MA-K003)
Q. CPD量は測定できますか?
いいえ。量は測定できません。本製品では、CPDの相対定量が可能です。
参考文献:Nishimura, Kazuki, et al. “Seasonal Differences in the UVA/UVB Ratio of Natural Sunlight Influence the Efficiency of the Photoisomerization of (6‐4) Photoproducts into their Dewar Valence Isomers.” Photochemistry and Photobiology (2020). こちらの論文ではキットで使われている抗体および「損傷数既知のDNA」を標準品に用いたELISAの実験結果が掲載されています。ただし、この論文内で使用されている「損傷数既知のDNA標準品」は、製品として販売されておりません。
Q. バックグラウンド(吸光度)が高い。原因は?
よくある原因は以下の通りです。
- 調製後、時間の経過したOPD Substrate Solutionを使用した。
- サンプルのDNA純度が低い。
- DNA固相化量が多い。
- サンプルに含まれるCPDが非常に多い。
- 各試薬の希釈倍率を濃く間違えた。
- ウォッシュの液量、回数が少なかった。
- ブロッキングの操作以降において、作業途中でプレートが乾燥した。
- 反応時間が設定より長かった。
- プレートの底面(裏側)が汚れている。
- エッジ効果の影響。
Q. シグナル(吸光度)が低い。原因は?
よくある原因は以下の通りです。
- サンプルDNAの純度が低い。
- サンプルDNAのディネイチャーが正しくされていない。
- DNAの固相化時にプレートが十分に乾燥していなかった。
- サンプルにCPDが含まれていない(非常に少ない)。
- 各試薬の希釈倍率を薄く間違えた。
- 試薬を添加し忘れた。
- ウォッシュの液量、回数が多かった。
- 反応時間が設定より短かった。
- 製品の使用期限を超過している。
Q. CPD ELISA Kit Ver.2の使用期限は?
CPD ELISA Kit Ver.2(品番:NM-MA-K003)の使用期限は、製品出荷日から6ヵ月後です。
Q. 論文等での使用実績はありますか?
ご紹介いたします。
Perez-Oliva AB, et al.,USP45 deubiquitylase controls ERCC1-XPF endonuclease-mediated DNA damage responses.
※NM-MA-K001は、High Sensitivity CPD ELISA kit Ver.2 (NM-MA-K003)のリニューアル前の品番です。
弊社製品ユーザーの皆さまへお願い:弊社製品を用いたご研究情報をお寄せ下さい。弊社ウェブサイトよりご研究内容のページへリンクさせて頂きます。
UVC-irradiated DNA samples (CSR-NM-MA-R010)
Q. 用途は?
以下の製品と同時に使うことにより、ご自身のサンプルにUVC何 J/m2分のCPDや6-4PPが形成されているかを調べることができます。
- High Sensitivty 6-4PP ELISA Kit (NM-MA-K002)
- High Sensitivty CPD ELISA Kit Ver.2 (NM-MA-K003)
- Anti CPDs(CAC-NM-DND-001)
- Anti 6-4PPs(CAC-NM-DND-002)
Q. グラフの描き方は?(検量線の作成方法)
吸光度を縦軸、UVC-irradiated DNA samplesのUV dose (0, 2.5, 5, 7.5, 10 J/m2)を横軸にとります。グラフ形状に合わせて直線、二次関数、 4係数ロジスティック曲線等でフィッティングさせて下さい。これにより、同時に測定したサンプルが何J/m2相当のUV損傷を含でいるかを確かめることができます。ただし、お客様の用途に合わせてこれ以外の方法でグラフを作成して頂いても構いません。
ELISAキットのデータシートにグラフの例(Fig.3)が掲載されています。